レコーディングエンジニアの仕事ブログ

レコーディングの事、音楽の事、DAW.DTMの事など適当に書きます

タム用のマイクは?

今回はタム、正式にはタムタム(TOM TOM)

タムには大きいのから小さいのまであって
人によってはフロアタムだけ2つあったり
フロアタム1個だけだったり 

またまたメタル系ではタムが全部で6個もならぶなど実に様々なのですが

オーソドックスな2タムワンフロアーという3タムの場合で話を進めます。

 

一番オーソドックスなマイクは
ゼンハイザーMD421(無印OLD+現行マーク2)



今も昔もほとんどのタムはこれが使われています。
音色はアタック音から低音までしっかりと録音できる421の特徴が まさにタムにぴったりなのです。
広く使われている理由はスタジオに数が揃っているマイクというのが57か421になるためだと思います。
基本的にタム群には同じマイクを使用するので数がある という事は結構重要かもしれません。
デメリットをあげるとすれば割と長いのでマイキングした時にプレイの邪魔になる場合がある という程度です。

 

AKG D112

 



私は最近では421よりも使用率の高いのがD112です。
理由は「音が好き」だからです。
421と比べるとゴムのような弾力のある音と表現しますが
タムのおいしい胴鳴りがはっきりと録音できるところが気にっています。
また、形がタムにマイキングしやすく邪魔にならない という事も選んでいるポイントです。
ただ最近はD112の本数が少ないスタジオも多いのでその時はハイタムに421を使ったりと対応しています。

 

 

audio-technica ATM25

 



これもタムに使うことがあるマイクです。
アタック音が強いのでBPMの速い曲などに最適です。

このマイクも数が揃わない事がおおくやはり421やD12と組み合わせて使う事もあります。

と みていくとバスドラムに使われるマイクと酷似している事がわかりますね。

マイクに数が無い場合はSM57や58を使う事もありますので
421とかD112じゃないとダメ!なんて事はありません。
個人で録音に挑戦する場合はやはり58が多くなるでしょうがフロアタムだけここで紹介したマイクを使ってみると違ってくるかもしれません。

また最近ではタムに直接取り付けられるブラケットタイプのマイクもあります。
狭いスタジオやブースではスタンドが立てにくい時もあるのでそんな時は重宝します。

 

次回はオーバーヘッドのマイクについて書きます。

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おわり

 

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