レコーディングエンジニアの仕事ブログ

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ドラム・ルーム用マイクは?

今回はドラムのルームマイクを紹介します。
ルーム 又は アンビエンス(略してアンビ)、オフマイク、エアーマイクなど様々な呼ばれ方をします。
一般的に部屋のナチュラルな響きやリアルっぽさ、ワイド感を調整するために録音されます。

狭いブースにドラムを入れる場合はデッド(響きの無い状態)を求めているのですが、ルームマイクの類も一応立てるのが一般的です。

ルームマイクに求める条件は幾つかあるのですが

まず、指向性変更が出来る事。
通常は単一指向性で使う場合が多いですが、無指向に出来るものが使用される事が多いと思います。

代表格は今まで何度も出てきましたが
ノイマン U87シリーズ

単一、無指向、双指向と3種切り替えがあるマイクですので様々な用途で活躍します。
先に書いた私の場合、ブースでドラムを録音する場合は87を無指向にしてドラマー後ろとか正面などに配置して自然な空気感を録音します。


同じような用途で登場するのが
audio-technica AT-4050

RODE NT2A

などです。


ロック系で硬質なアンビエントが欲しい時にはSHURE SM57なども使用します。


他にもリボンマイクなども使用される事があります。
特にJAZZやロックで70年代っぽいドラムサウンドが欲しい時にはリボンマイクが活躍するでしょう。

リボンマイクといえば、高いですが定番のRCA 44DX & 77DX

最近は低価格帯のものもちらほら見かけます。

 他には
ダミーヘッド もかなり優秀です。
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特徴は耳で聞いた音に近く、距離感も近めに感じます。
リアルさという事を求めた場合はこのマイクにかなうものは今のところありません。
デメリットは顔みたいなので 気なる という事でしょうか?
高いマイクでスタジオにもない場合が多く 使用するときにはレンタルする事が多いでしょう。

参考にしてみて下さい

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