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レコーディングエンジニアの仕事ブログ

レコーディングの事、音楽の事、DAW.DTMの事など適当に書きます

青山純さんの事

2013年12月3日

ドラマーの青山純さんがお亡くなりになりました。
心からご冥福をお祈りします。

 

青山純さんのことを少し書こうと思います。
私がアシスタントエンジニアを始めた頃は、もう既に青山純さんはトップクラスのスタジオミュージシャンとして活躍されていました。

ジーパンにTシャツという服装が多い中青山さんは白いシャツを着ていることが多く他のミュージシャンよりもシュッとしてカッコよかったです。 

プレイに関しては機械のような正確なドラミング まるでリズムマシーンのようだ という印象でした。

青山さんはサウンドとプレイにはこだわっていて
レコーディング本番前のサウンドチェックは必ずコントロールルームで確認し
録音後のOKテイクも同じくコントロールルームでチェックしていた記憶があります。

人によってはドラムに座ったままヘッドフォンで聞く人もいましたが青山さんはコントロールルームで聞く という事を徹底していた印象でした。

 

しかしある時 サウンドチェックもせず本番に入り、録音後もプレイバックも聞かずにドラムを片付けてさっさと帰った時があったのです。
その時はあるアニメの録音で、エンジニアはメーカーの社員が来ておりえらそうに言わせてもらうと
生ドラムを録音した事がないのか?というくらいよろしくなかった記憶があります。

おそらくですが青山さんは相当気分が悪かったのではないか?と思います。

 

もうひとつの印象的な仕事がありました。
あるバンド系の録音でサポートとして呼ばれた青山さんは いつものクールで淡々とした印象ではなく

「ここ もっとこんなのにしていい?」とか「君のベース聞いてると楽しくなってくるよ」など
普段のスタジオミュージシャンの雰囲気とまたく違った楽しそうな演奏をしたのを思い出します。

すごく生き生きとした 最初の印象に書いた機械的で正確 というのとは違う
ロックバンドのドラマーという雰囲気でした。

まるでバンドのメンバーになったかのような そんないつもと違う青山さんが印象に残っています。

 

ドラムという楽器は大きな役割を担っています。
昨今のドラム音源の進化は素晴らしいものですが やはり人間が叩くドラムには代えがたい良さがあると私は思っています。

CDのクレジット欄など目にしたことの無い人たちも是非誰がプレイしているのか見てみて下さい。

きっと青山純さんの名前が刻まれたCDがあるはずです。

日本の音楽界の宝をまたひとり失ってしまいました。

 

 

 

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