レコーディングエンジニアの仕事ブログ

レコーディングの事、音楽の事、DAW.DTMの事など適当に書きます

とある方のブログに書いてあった事

私のブログへのリンクたどってみるとある方のブログにこんな事を書いてありました。

「U87AiとNeve1073この二台を常備機材として置いてないスタジオを、僕はまともなスタジオとして認めません」

興味深い意見です。

個人の意見なのでこれはこれでわかりますが、1073の無いスタジオなんて沢山あると思いますし無いから良くないスタジオかと言えばそんな事も無くて、対コストで考えると選択筋が多くなるという意味では安いスタジオも必要です。
つぶれてしまったけど逆にNEVEは無くてAPIの卓やウェスタンエレクトリックなどの機材があったスタジオは好きでした。
Neve1073が優秀な音である事は変わりありませんが現在の復刻版ではオリジナルとは別物だし私は1066の方が好きです。
U87Aiに関しても老舗スタジオには1本か2本しか置いていない所も多いです。
理由はU67やU87がある中でAiを使う頻度が少ないからでしょう。

どんなものでもこれさえあればOKという万能なものは無くて、欲しい音、ジャンル、楽器によって様々な機材を選ぶのがエンジニアの仕事ですし、逆にスタジオにある機材で最高の音を作るのもエンジニアの仕事です。

私は高価な機材を所有していませんがどうしても必要な時には100万円する機材が1日1万円でレンタルできる時代なのでレンタル業者を賢く使っています。

(それにしてもサウンドハウスのNEVE1073の機材紹介に"古き良きアメリカサウンド"と書いてありますがNEVEってイギリスのメーカーだしそれを言うならAPIだと思いますがね・・・どうなんでしょう?)