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レコーディングエンジニアの仕事ブログ

レコーディングの事、音楽の事、DAW.DTMの事など適当に書きます

ライブハウスを考えてみる 〜前編〜

もう21世紀も10年以上過ぎたのですがあいも変わらず古典スタイルの殿様経営を行なっているライブハウスは沢山あるので 前半は勝手にライブハウスの問題を、後半は新しいアイデアを書いてみようと思います。

現在の小〜中規模ライブハウスの問題点を挙げてみます。

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通常ブッキングという名の数合わせスケジュールがメイン
チケットノルマと称した出演料を出演者が支払う
出演時間を事前に告知できる為 お目当ての出演者の時間に来て、終われば帰る
ドリンク代が強制徴収
いまだに喫煙し放題
音がうるさい でかい音すぎる
PAにやる気がない
受付スタッフ、その他スタッフにも接客という意識がない
ライブハウス側の企画なのにチケットを売る努力はしない
とにかく普通の人が行くような場所ではないというイメージがあり、印象が悪い

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と まあ沢山あるのですが
一番の問題はブッキングという名の数合わせ企画だと思います。
お目当てのバンドを見に来るのは少数のファンか身内、友人などなのですが、他の出演者を観るつもりは最初からありません。
友達が終わればさっさと帰ります。そもそも最初からほかの出演者に良い音楽をやっているバンドがいるなんていう期待もしていないのです。
たまに音楽好きな人が前後の出演者を観てみたりしますが99%の確立でがっかりしている事でしょう。
聞きたくもない質の低い音楽、自分の趣味ではない音楽を大音量で聞かされるのはまさに拷問のような苦痛であると言えます。
ながくなりましたが・・・ちゃんとしたバンドや歌手をブッキングする能力がライブハウスにはないのです。
友達のバンドしか見に来ないお客さんは他のバンドのファンにもならない。
そもそも質が低いので客も増えないし永遠にがらんとした空間で演奏をする。
まったく無駄です。



そもそもそういった事は経営者には関係がないのです。
どんな質の低い演奏であろうとチケットノルマさえ払ってくれれば全裸になったり危険なパフォーマンスをしなければ誰でも良いのです。



そんな出演者を財布としか見ていないようなライブハウスでも終了後に「もっと客入れないと」「ノリのいい曲増やした方が良いんじゃないの?」などと説教をされることもあるから実に不思議です。
本来は「本日は出演頂きましてありがとうございました、またよろしくお願いします」だと思うんですよね。
ライブハウスの客は出演者なのですから。



次にタバコ。
音楽とタバコは密接な関係にるのはわかります。でも2013年です。フロアー禁煙にするのは当たり前になっても良いのではないでしょうか?
少し前に行ったライブハウスでお友達を見に来た女子大学生が「こんなにもタバコ臭いとは思わなかった・・服に臭いついちゃって最悪」と言っているのを聞きました。
特に若者の喫煙率は下がってきている中でタバコ臭くなる場所にお金を払って行くという事が敬遠されるのは明らかですよね。
高校生を出演させているのに問題があると思います。
そういった昭和的な部分が色濃く残され、改善するつもりがない、つまりお客さんに意識が全く向いていない事が人が来ない原因だと思います。




あとは接客がダメ。
受付に座っているお姉さんも「いらっしゃいませ」の一言もない。

・チケットノルマについて
一般的にノルマと呼ばれるお金ですが今のライブハウスでは実際は出演料となっています。
本来ノルマとはお客さんを連れてくる事を前提のもので チケット販売数が下回ったときに支払うものだと解釈されてきました。
私の知っている2000年以降のライブハウスはこの解釈で経営しているところは非常に少ないと言えると思います。

原因は色々とあるのですが
まず出演するバンドに集客力がない という事があげられます。
本来客を呼べないバンドはライブハウスに出演するものではないのではないかと思うのです。
そもそも通常ブッキングと呼ばれるものはライブハウス側から連絡が来て「出演しませんか?」となるものなのでバンドから出演させてくれと連絡するのは稀だと思われます。
しかもライブ終了後の精算時に「次はいつやれますか?」なんて平気で次のブッキングを入れようとしてきます。

ライブハウスの乱立により経営のための出演者集め=ブッキングとなっている現状では客が呼べないバンドも出演させ、出演料を取ることで赤字を出さないようにしている というのがリアルなところでしょう。

例えばチケットが高いから客が来ないという声も聞きます。それならバンド側で負担して安く売っても良いと思うのですが2000円が1000円になったからといって倍に増える事はありません。


・ライブハウスは居心地が悪い
まず椅子なんかがあるところは少なくて 45分の演奏のあと入替え15分とか立ちっぱなしになる環境では皆帰りたくなります。
広さ=家賃になる東京では広いスペースは難しいかもしれませんがライブハウスが居心地が悪く、行きたくならない原因になっているという事を経営者が理解していない、そもそも客は出演者であってお客さんではないという意識がある事が問題ではないでしょうか?

バンドの入替えももっと早くできるはずですし、入れ替え中に少し次のバンドの紹介をしたりビデオを流したりする演出もしません。
あの入替え時間のなんともいえない早く帰りたくなる気持ちをもっと理解して欲しいですね。

他にも沢山問題はあると思うのですが
今となっては ライブハウスは所詮レンタルホールであるという認識を持ったほうが良いハコが殆どだと思いますよ。
その上でサービスについての意識改革が必要だと思います。

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