レコーディングエンジニアの仕事ブログ

レコーディングの事、音楽の事、DAW.DTMの事など適当に書きます

CDが売れない理由を考えてみる

もううんざりするくらい聴く言葉
「CDが売れない」
確かに売れないんです。

個人的に理由を色々考えてみました。
1、YOUTUBEなどで無料で聞ける・MP3に変換出来る。
2、レンタルCDをiPodに取り込める。
3、MP3データを友達からもらえる、あげられる。
4、違法サイトからダウンロードする。
5、聞きたいアーティストが少ない
6、お金を音楽に使うほど余裕がない
等等・・・。

理由を考えれば沢山要因はあるのですが、一番の理由は多様化ではないかと思うのです。
以前はTVCMやドラマとのタイアップで主題歌が売れるという図式がありました。
他にも有線放送などからヒットが出たりラジオからヒットが出たりしたのですがこれを別の言い方をすれば、宣伝すれば売れるという事だったのです。

結果、広告代理店やテレビ局が大きな宣伝ファクターとして存在し、売る為の広告費も膨大にかかるという今の図式が出来上がったと思います。

しかし時代は2011年。
テレビCMやドラマ主題歌からはヒットが出ず、有線放送もいっそうBGM化しラジオなんて若者文化ではなくなりました。
必要な情報はインターネットから取得し、Yahooのエンタメニュースもワイドショーばりの広告だと皆知ってしまっています。

情報過多であると同時に知りたい事意外は知らないという情報の多様化が進んでいます。
音楽でも興味のあるジャンルは外国のインディーズバンドの音まで即座に手に入れる事が出来ますが、興味のない音楽には一生触れずに過ごす事も一般的です。

現在のチャートみるとわかるように売れているCDの多くは"アイドルのグッズ"です。
もちろん昔からアイドルの曲というのはヒットしていましたし懐メロになって広く愛されている曲も多いです。

2010年売れたCDランキングを見れば判りますが女性アイドルグループと男性アイドルグループがランキングを独占しています。

結局のところ今でもアイドルや人気タレントは大衆受けしており、それ以外の音楽だけを職業にしているアーティストは大衆に知られていないのです。

結果テレビやCMに沢山出るアイドルグループがCD売り上げを伸ばし、またテレビの仕事も増えるという事になります。

AKB商法などとも呼ばれる売り方には嫌悪感さえ覚えますがビジネスとしては正しいのだと思います。

という事で今の音楽業界は
金の取れる所から取る
という手段でしか生き残れません。

金が取れる所とはコアなファン層だけでなく、提携する企業や大型レンタルCD店なども含まれます。

長くなりましたので 続きと音楽業界を外から見たデータなどを交えて続きを後日書きたいと思います。

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